PR現場監督のホンネ / 無料ツール
屋根のかたち
2階建てを想定して、屋根の形・勾配・軒の出を切り替えられます。屋根はガルバリウム鋼板(立平葺き)、外壁は窯業系サイディングで描いています。
切妻きりづま
いいところ
気をつけるところ
ガルバリウム鋼板とサイディングについて
- ガルバリウム鋼板は軽い
- 粘土瓦がおよそ50〜60キロ/平米なのに対し、ガルバリウム鋼板は5〜6キロ/平米。10分の1ほどです。地震のときに建物にかかる力は重さに比例するので、屋根が軽いほど有利になります。
- ゆるい勾配でも葺ける
- この図で描いている立平葺き(たてひらぶき)は、継ぎ目が流れ方向に立ち上がっている葺き方で、0.5寸(約2.9度)というほぼ水平の勾配からでも葺けます。粘土瓦は原則4寸以上の勾配が要ります。
- 屋根の下の断熱と通気は必ず確認する
- 金属なので夏場は表面温度がかなり上がります。屋根の断熱と、屋根裏の通気がきちんと取れているかを聞いてください。ここが足りないと2階が暑くなります。
- サイディングは目地のメンテナンスが要る
- 板と板のすき間に入っているシーリング(コーキング)は、7〜10年で打ち替えが必要になります。足場代も含めて、将来かかるお金として見ておいてください。
各社が標準にしている屋根を見比べる
屋根の形は、外観と工事費の両方に効いてきます。無料のカタログ一括請求で、各社がどの形を標準にしているかを見比べてみてください。
この図について。形が分かることを目的にした図です。実際の寸法・納まり・見え方は、敷地の条件や設計によって変わります。屋根の形は、建てられる高さの制限(斜線制限など)や、雪・風の条件でも決まりますので、最終的には設計者と相談して決めてください。
この数字の出どころ。屋根材の重さ・勾配の下限・シーリングの打ち替え時期は、屋根材/外壁材メーカーと屋根工事業者が公開している一般的な目安です。軒の出と雨漏りの関係は、日本住宅保証検査機構(JIO)が2010年7月〜2016年6月の保険事故を調べたもので、軒の出がない箇所での雨漏りが71.8%、発生確率が約5倍と報告されています(日経BP「雨漏りトラブル完全解決」に収録)。「よく見るか」の欄だけは統計ではなく、私が現場で見てきた実感です。
