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ゼネコンと住宅の現場監督、何が違う?【両方経験して分かったこと】

建設業で働く
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「現場監督」とひとことで言っても、実は現場によって仕事の中身はかなり違います。

私は、以前はゼネコン(建設会社)で公共建築を中心に14年働き、今は住宅の現場に来ています。今回は、その両方を経験したからこそ分かる、ゼネコンの現場監督と、住宅の現場監督の違いについてお話しします。

関わる金額と規模がまったく違う

以前担当していたのは、学校の耐震補強工事や庁舎、福祉施設といった公共の建物です。工事の規模は、小さいものでも数千万円、大きなものでは十数億円にのぼります。

住宅は、規模で言えばその何十分の一です。金額の桁が違うので、扱う書類の量や、関わる業者の数も大きく変わってきます。大規模現場は「大人数を統率するマネジメント」、住宅は「一組の家族と向き合う仕事」という違いがあると感じています。

お客様との距離が近い

公共建築の場合、発注者は自治体や法人であることがほとんどで、実際にその建物を使う「個人」と直接顔を合わせる機会は多くありません。

一方、住宅の現場監督は、施主さんご本人やご家族と、契約から引き渡しまで何度も直接顔を合わせます。打ち合わせの内容一つひとつが、その家族のこれからの暮らしに直結します。この距離の近さは、住宅ならではのやりがいであり、責任の重さでもあります。

工期の感覚が違う

公共建築は、工期が半年〜1年以上かかる現場も珍しくありません。住宅は、着工から完成まで数ヶ月というスピード感です。短い期間の中で、多くの工種が入れ替わり立ち替わり動くため、スケジュール管理の細かさは住宅ならではの難しさがあります。

構造の幅広さは、ゼネコン経験が活きている

公共建築では、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)を数多く経験してきました。木造中心の住宅業界では、木造しか知らない現場監督も少なくありません。

私は今も、木造(W造)だけでなく、鉄骨造やRC造の戸建てにも対応しています。構造ごとに、地盤への負荷のかかり方や、施工上の注意点はまったく違います。この幅広さは、公共建築の現場で培った経験があってこそだと感じています。

どちらが良い・悪いという話ではない

これは優劣の話ではありません。大きな現場を動かす経験と、一つの家族と向き合う経験は、どちらも簡単に手に入るものではないと思っています。

ただ、両方を経験したからこそ言えることがあります。それは、住宅の現場監督にも、大規模現場で培われるような「段取り力」や「リスクを先読みする力」が活きるということです。逆に、住宅の現場で身につく「お客様目線」は、どんな規模の現場でも大事にすべき視点だと感じています。

資格を取り続けている理由は資格を取り続ける理由に書いています。現場で使う道具は現場監督の道具6選、夏場の装備は空調服の種類と選び方をどうぞ。

まとめ

  • 規模 — 公共建築は数千万〜十数億円、住宅はその何十分の一
  • お客様との距離 — 住宅は施主さんと直接、何度も向き合う
  • 工期 — 住宅は短期間に多くの工種が集中する
  • 構造の幅 — 木造・鉄骨造・RC造を経験していると、対応できる住宅の幅も広がる

もし今、建設業界で転職やキャリアを考えている方がいたら、「大規模現場の経験は、住宅業界でも決して無駄にならない」ということをお伝えしたいです。

建築・施工管理に特化した転職エージェントであれば、そうした経験の活かし方まで含めて相談できます。すぐに転職するつもりがなくても、自分の経歴が業界でどう評価されるのかを一度知っておくのは、決して損ではないと思います。

もちろん、今の会社で経験を積み続けるのも立派な選択です。大事なのは、自分がどちらの現場に向いているかを知った上で決めることだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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